◆Gandhara

プロローグ

 

◆本編

金角銀角01

金角銀角02 

金角銀角03 up

 

 

◆番外編

01:出立前夜

02:出立直後

03:皇帝決意 

 

 

 

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平頂山の森

ふたりが話しながら森を進んでいくと、

山脇から老道士が声をかけてきました。

老道士リア

 

偽道士:「お、お前さんたちは蓮華洞の者だろう?

      わたしは蓬莱山の道士。金角大王と銀角大王とは

      昔から親しくしている。

      何しに行くんだね?ち、力を貸してやろうか。」

ふたり:「蓬莱の道士…確かに大王たちは交流があったな。

     仙人さま?宴に呼ばれたのかもしれないな。」ボソボソ

 

精細鬼:「私たちは大王様のご命令で、孫悟空という猿を

      封じ込めに行くのです。」

 

偽道士:「ほほぅ…。孫悟空とは天界を騒がせた暴れ者だろう。

      そなたたちは優秀なのだなぁ。妖力で倒すのかい。」

 

伶俐虫:「いえいえ、この宝物で奴を吸い込むのですよ。

      名前を呼ぶだけだから私たちにもできるのです。」


バレンタイン   ミュー


偽道士:「(そりゃまたえらく単純だな。名前を呼ぶだけ?)」

少し訝しがった偽道士(悟空)ですが、山の神と土地の神に

仕込まれたとおり、だまして奪うための演技を続けました。

 

偽道士:「私の宝物を見せてやろう。お前さん達の葫蘆よりすごいぞ。

      なんてったって『天』が入るのだから。」

 

バレ&ミュー

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