◆Gandhara

プロローグ

 

◆本編

金角銀角01

金角銀角02 

金角銀角03 up

 

 

◆番外編

01:出立前夜

02:出立直後

03:皇帝決意 

 

 

 

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@蓮華洞

 

酒宴の用意がされる中、金角はまだ少し引っかかっていました。

やはり猿にはとどめを刺しておかないとな…

 

銀角:「兄者も心配性だな。

     それなら葫蘆(ひさご)に封じ込めて溶かしてやるか。」

 

銀角さん  金角さん

 

お前がうっかりやさんなのだよ…と心中思った金角でしたが、

銀角に軽く微笑むと、部下を呼び出しました。

 

 

金角:「精細鬼(せいさいき)、伶俐虫(れいりちゅう)!!!」

 

「はい、大王様。」

 

バレ&ミュー

 

金角:「話はわかったな。猿は今、山の下だ。

     その山の頂上から葫蘆の口を下に向け、『孫悟空!』と呼べ。

     相手が返事をしたらここに吸い込まれる。

     最後に札を貼ったらおしまい。できるな?」

 

 

宝物の紅葫蘆(べにひさご)と玉浄瓶(ぎょくじょうへい)を持たされ、

ふたりは平頂山の中腹まで森を抜けていきます。

 

精細鬼:「前から思ってたんだけどな、お前、

      都合の悪いとき繭に閉じこもるのやめろ。」

伶俐虫:「だってめんどうなことしか言わないでしょう、大王たち。」

精細鬼:「そうだけどな、俺一人に背負わせるな。心細いだろ。」

伶俐虫:「素直なところだね。君は意外と忠義に厚いからからなぁ。」

 

 

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